コンビニに貸して土地活用しようと目論んだ結果と結末。

父親から相続した土地を大手コンビニに貸して、残された母親を楽させる孝行娘の筈でした。店舗が出来てテープカットして幸せな未来が待っていると思いましたが、突然のコンビニの退去で描いていた未来は大きく変わりました。

コンビニと契約。

思いもかけず父親が15年程前に他界しました。まだ59才で残された母親は56才でした。一人娘の30才の私と財産を相続しました。埼玉の飯能に近い自宅は国道沿いで自宅に隣接した土地が400坪弱ありました。以前は古いアパートがあったのですが既に取り壊し空き地になっていました。土地家屋は本人の希望で母親名義としました。相応の預金も残してくれたのですが、貰える年金は遺族年金となり減額されますし、母親はまだ若かったですから将来的に心配で土地の有効活用を考えました。取り引き先の銀行に相談したところアパート経営を勧められました。アパート経営は人間関係等のトラブルが心配だと話すと、コンビニに貸すことを提案されました。その後大手のコンビニと話しをして調査してもらい、ぜひ出店したいということで決めました。

賃貸はリースバック方式にしました。

土地だけを貸す方法もありましたが、

資金調達もコンビニ側がいわば無利息で貸してくれ毎月の賃料から差し引くリースバックを勧めてきました。銀行も低利で貸してくれたのでこちらを選びました。自己資金にも余裕があったので将来的に得られる賃料が得だと思ったのです。

直営店扱いにもしてもらえとても安心しました。アパート経営ですと入居者の出入りで収入が変わりますが、コンビニなら定収入であることは大きな魅力でした。

コンビニ退去、その後。

コンビニが無事に開店して母親もとても喜んでいました。当初は近くにライバル店もなく、近所の方や国道を通るトラックの運転手さん、土日や観光シーズンには秩父方面への観光の車等も停まりそこそこ繁盛していたようです。収入もコンビニ側と銀行への返済を引いても30万以上はありましたからとても助かりました。父親の遺族年金が入るようになると合計で月に50万以上でした。

母親の生活費、固定資産税等の税金、諸経費を差し引いても将来の老後まで安心の筈でした。ところが開店して5年もたたずに退去することになったのです。理由は競合店が増えたことやオーナーの不正等で収益が悪いということでした。コンビニ業界自体も過剰出店で経営が厳しい時期だったのでしょう。若干の違約金は払われましたが青天の霹靂でした。幸い建物のローンの支払いはほとんど終わっていましたが、空っぽの建物だけが残っているのを見た時はこれからどうしようと不安でいっぱいでした。こんなことならば最初の契約でリースバック方式を選ばす、土地だけ貸して更地で返しもらった方が良かったと思いました。建物を取り壊して駐車車にする事も考えましたが取り壊し費用も馬鹿になりませんから

建物を貸すことに決めました。しかし

不況もありコンビニのような賃料を払ってくれる業者はなかなか見つからず

2年程放置になりました。その後賃料大幅ダウンで大手のコインランドリーに貸すことになり今日に至ります。